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【解剖学から歌を学ぼう】筋緊張性呼吸調整の法則を知っておこう

なかにしけん

メンタルボイスボイストレーナー。 ▶︎ESPエンタテイメントヴォーカル科卒業 ▶︎メンタル心理カウンセラー資格 ▶︎ボイトレ歴10年 【歌で自分に自信をつける!】をモットーに、当ブログでは趣味でも本格的な音楽の知識を身につけたい人向けに、さまざまなボイトレ・音楽情報を掲載しています。

どーも!メンタルボイストレーナーのなかけんです♪

今回は歌う際の呼吸に関する知識、筋緊張性呼吸調整について解説していきたいと思います。

知っておいて損はない知識ですのでこの機にぜひ学んでいただければなと思います。

今回の内容は僕のYouTubeチャンネルでも解説していますので、そちらも合わせて御覧ください。

筋緊張性呼吸調整の法則とは?

筋緊張性呼吸調整の法則とは、横隔膜の働きに関する法則のことです。横隔膜の働きは歌声にも影響を与えます。

筋緊張性呼吸調整の法則

肺の中の空気が多いほど横隔膜の働きは鈍くなり、肺の中の空気が少ないほど横隔膜の働きは良くなる

この法則は世界3大ボイストレーナーの一人である、フレデリック・フースラー氏が長年の発声学の研究から提唱した概念です。

おそらく、多くの人が肺に空気がたくさんあるほど横隔膜も働きやすくなるイメージかと思いますが、解剖学的に見ると実は全く逆だったんですね。

この法則から分かること

よく歌う際に、息を思いっきり吸って歌う方がいらっしゃいますが、これはこの法則で言うと間違っています。

この理論は、生理学や解剖学に基づいて出されたものですので息をたくさん吸って歌うということは、体の動きに逆らっているということになります。

なか犬

ロングトーンを出すときはどうすればいいの?

ロングトーンというと、息の量や呼吸の仕方に重きを置かれますが、本来ロングトーンを行う際は息の量はそこまで必要とはしません。

オペラやミュージカルといったジャンルになると、とんでもなく長いロングトーンがあったりするのでそれは別ですが、ポップスで出てくる長さであれば多くの息の量は必要としません。

しっかりとした声帯閉鎖と声帯の伸長ができていると、ロングトーンであれ僅かな息の量で発声できるのです。

筋緊張とは?

ついでに筋緊張についても触れておきましょう。これは簡単に言うと脳の信号に対する筋肉の反応速度のことです。

健康的な筋肉というのはピチピチとしていて脳からの信号に対しての反応も早いです。この状態を筋緊張が高いと言われます。

逆に、脳からの信号に対して反応が鈍い状態を筋緊張が低いと言われます。

今回の法則でいうと、肺の中の空気が多いほど筋緊張は低くなり、肺の中の空気が少ないほど筋緊張が高い状態だということになります。

まとめ

  • 筋緊張性呼吸調整とは横隔膜の働きに関する概念である
  • 息をたくさん吸って歌うことは逆効果を招く
  • 理想的な歌声は息をわずかにしか使わない

それでは、今日もぼちぼちとがんばっていきましょう。し〜ゆ〜☆

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