こんなお悩みありませんか?
- いろんなやり方でビブラートを練習したけど、できる気がしない。
- そもそもビブラートは練習するべきなのか知りたい。
- ビブラートが出せる正しい手順が知りたい。
どーも!ボイストレーナーの中西健です♪
歌の練習する中で、まっさきに習得したいと思うのがビブラートではないでしょうか。
プロの繊細で綺麗なビブラートには憧れますよね。
早速練習しよう!とネットで調べて試したけど全然出せる気がしない。
そもそもビブラートって練習するものなのか。
そんなあなたに本記事では、解剖学から学ぶビブラートが出せる正しい手順を紹介します。
僕は音楽専門学校でポップスを学び、現在はベルカント唱法を中心とした声楽を学んでいます。
10年近くボイトレを学んできた中で、たどり着いたビブラートの出し方です。
声の成長の先にある本当のビブラート
本当のビブラートは声が成長した先にあります。
人の歌に必要な筋肉や神経はとても弱いです。
その弱い筋肉のはたらきをカバーするために、普段から首やアゴといった歌に必要のない筋肉を使って歌っています。
不要な力みを取りのぞき、歌に必要な筋肉を復活させることでビブラートは自然に出てきます。
ビブラートが出せるまでの順序
- アゴや首といった不要な力みを取りのぞく。
- 声を鍛える。
- その過程で自然にビブラートが現れる。
自然であることがビブラートを出せる条件
17世紀、当時有名なバイオリニストだったレオポルト・モーツァルトはビブラートについて世界で初めて説明します。
モーツァルトはビブラートを「自然自らが人間に教えたもの」と述べました。
喉にとって自然な状態とは、余計な力みがいっさいなく必要な筋肉を必要な分だけ使っているときです。
独学の人がかんちがいしやすいビブラートの落とし穴
独学でボイトレをやっていると変なクセがつきやすいです。

自分の声を客観的に判断する人がいない分、より自分の感性を研ぎ澄まして練習する必要があります。
ビブラートを独学で練習するときの注意点を上げておきましょう。
➀ビブラートよりも発声練習を優先する
最初でも述べたとおり、ビブラートは声が成長する過程で自然に現れます。
ビブラートの練習よりも悪いクセを取りのぞくことが重要です。
そして地声や裏声をしっかり出せる練習をしましょう。
地声と裏声の鍛え方は別の記事で紹介しています。
➁声の揺れが速い場合は、のど声の可能性がある
声の揺れが速すぎることをトレモロといいます。
これはのど声が原因で起きる現象です。
首や肩、アゴどこかに余計な力が入っている可能性があります。
まとめ
- 本当のビブラートは声が成長する過程で自然に出せる。
- ビブラートが出せる条件は、悪いクセがなく地声・裏声が鍛えられていること。
- 独学でビブラートを練習するときは変なクセがつかないよう注意する。
それでは、今日もぼちぼちとがんばっていきましょう。し~ゆ~☆