コラム

そのボイトレ情報は本当に正しい?何を基準に選ぶ?

なかにしけん

メンタルボイスボイストレーナー。 ▶︎ESPエンタテイメントヴォーカル科卒業 ▶︎メンタル心理カウンセラー資格 ▶︎ボイトレ歴10年 【歌で自分に自信をつける!】をモットーに、当ブログでは趣味でも本格的な音楽の知識を身につけたい人向けに、さまざまなボイトレ・音楽情報を掲載しています。

ども!シンガーソングライターの中西健です☆

今回はネット上でのボイトレ情報に関してみなさんと一緒に考えていきたいと思います。

今はインターネットにほんとにたくさんのボイトレ情報がのっています。

Aのサイトと、Bのサイトで真逆のことをいっていたりして、何を信じていいか迷うときもあると思います。

そしていろんなところで意見のぶつかり合いがあり、お互いのメソッドを否定しあっています。

僕自身も色んな場所で色んな先生にボイトレを習いましたが、いろんな意見があってほんとに悩みました。

昔からあった発声学における「流派」の存在

実はこういうことというのははるか昔の時代からありました。

何世紀も昔の時代からボイストレーニング業界、もとい発声学の業界では、いろんな「流派」が存在していました。

「流派」と聞くと、剣術が思い浮かびますね。坂本龍馬の剣術で有名な「小栗流」「北辰一刀流」などなど

話を戻します(笑)

そしてそれぞれの流派によって、「正しい発声のやり方」が違っていました。

その項目は多岐にわたり、呼吸の仕方から、声の出し方から精神面まで、それぞれの流派はそれぞれのやり方で生徒たちに歌うことを教えていました。

科学の介入

そして、時代は進み、喉の中を視覚的にみることのできる喉頭鏡が開発され、発声学に「科学」が介入してきます。

そして、そこに科学的なボイトレメソッドも開発されていきました。

とりわけ、このころからボイストレーニングのやり方が、ゆがみ始めたと言われています。

それはなぜか、科学的なメソッドには「視覚上」で喉の状態を確認できただけで、そこで開発された発声練習のやり方には根拠がないからです。

発声学のめっちゃ偉い人「フレデリック・フースラー」さんも本の中で

「科学の介入は歌声の分析には役立つが、発声練習の面ではちっとも役に立たなかった。」

と言っています。

「鼻腔共鳴」や「ブレスコントロール」といった言葉もこのころから生まれてきました。

「いい声」の基準が国やジャンルによって違う

その上、それぞれの国や音楽のジャンルで「美徳」とされている歌い方が全然違います。

フランスの音楽、イタリアの音楽、アメリカの音楽、ブルース、オペラ、ジャズ。

扱ってる言語から音楽性から全然違います。

ある国では「いい声」と言われていても、違う国では「ダメな声」と言われたり

あるジャンルでは、賞賛される歌い方であっても別のジャンルでは全く合わなかったり

他の国の音楽を聴いて「変な歌い方だなぁ」と思うことも少なくありませんよね。

インターネットの介入

そしてまたまた時代は進み、ボイトレに「インターネット」が介入してきました。

ミックスボイス、鼻腔共鳴、声帯閉鎖、ハリウッド式メソッド、新しく生まれたメソッド

誰がいい出したかわからない色んなボイトレの練習方法がネットの画面ひとつでみれる時代がやってきたわけです。

「ミックスボイス」というこの歌の魔法のような言葉はインターネットの時代とすごいマッチしたと思います。

何を基準にして正しいやり方を選ぶか

では、今の時代を生きる僕たちは、何を基準にして本当に信頼できるボイトレのメソッドを選ぶべきか?

それは根拠があるかどうかです。

そのメソッドに根拠があるか

例えば「エッジボイス」

音程をかなり下まで下げていくとガラガラとした音がでるわけですが、この練習は喉頭を引き下げる筋肉がしっかりはたらくので、普段から喉が上がってしまいやすい人には効果的な練習。

例えば、「息はいっぱい吸う」

これは、身体的に根拠がないもので、息をいっぱい吸って歌ってしまうと、歌うときに必要な「横隔膜の収縮運動」が弱くなってしまいます。

といったようにそのやり方には根拠があるかどうかが大事になってきます。

根拠をわかってトレーニングを行うのと、なんとなく練習するのとでは効率も変わってきます。

まとめ

というわけで、何を基準に正しいボイトレを選ぶか、についてお話させていただきました。

  1. 昔から歌の教え方にはいろんな「流派」があった。
  2. そこに科学や個人的嗜好、インターネットが介入してきた。
  3. 結局、そのやり方に根拠があるかが大事。

この大情報社会の中、独学でも歌い方を学べる時代がやってきました。

何を信じるか信じないかは、あなた次第です!

それではぼちぼちがんばっていきましょう!

し~ゆ~☆

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